2015/12/28

2015年12月28日

一昨日あるトークイベントに参加したのだが、隣に座っていた女性が最中私の方を何度もチラチラと見てくる。そのうえ、手元のアンケートの裏面に何かを熱心に書き込んでいる。気になったのでそっと覗き込んでみると、私の横顔が描かれていた。見ず知らずの人に、黙って横顔を描かれるという経験は生まれて初めてだったので驚いた。特にすきな絵柄でもなかったし、結局それについて私も彼女も最後までなにも話すことはなかったが、知らないうちになにかを盗まれたような感覚になった。そういうことが、この世には溢れているような気がする。あまりにもダンサーすぎる、という話。ことあるごとにあなたのダンスが見たいと言われるが、だいたい身体も頭もつくりがあまのじゃくな方向なので、その言葉を貰えば貰うほど踊ってたまるかという気持ちになる。自分はダンサーじゃない、と認めることができて初めて、ほんもののダンスというものを踊ることができるのかもしれない。新しい職場の上司がとても素敵な人で、ドキドキしてしまうので直視できない日々を過ごしている。会社自体は先週の金曜日が仕事納めだったのだが、いわゆる休日出勤というやつで今日も出た。その人はいつもスーツを着ていて、その姿もとても似合っていて好きなのだが、今日はえんじ色のタートルネックにカジュアルなパンツを履いていた。初めて見た私服、それもちょっとダサい感じでさらに好感度が上がった。いや、直視できていないのでもしかしたらオシャレだったのかもしれない。けどたぶんダサかった、ように思う。また来年。

2015/12/04

2015年12月4日

ヨーグルトとお味噌で漬け物をつくるのにハマっている。とても簡単にぬか漬けの味が楽しめる。プレーンヨーグルトとお味噌をそれぞれ大さじ3杯ずつと、きゅうりとかの野菜をジップロックにぶち込むだけ。ところで長年使っていたパソコンにとうとう死期が迫っていて、いまもiPhoneの小さな画面でちまちまとブログを打っている。こないだ稽古の時にそのパソコンで映像を撮ったら驚くほど画質が悪くて、監視カメラの映像みたいだとメンバーに笑われた。私はあの画質の悪さがなかなか気に入ったのだが、今となっては見返すこともできない。どうせなら新しいパソコンを買ってもいいのだが、あの映像のためにも修理に出そうと決めた。月が変わったので最近のことを話そう。神戸に来てからお世話になっている(文字通りほんとうに生活を支えていただいている)ティッシュ配りのバイトのグループ会社で、文章を書くアルバイトを始めた。書くことは嫌いじゃない、むしろ好きな方なのだが仕事となると話は別で、自分が書きたい内容じゃないとなると途端に苦痛を感じるものだと気が付いた。ノルマというほどでもないが1日に作成する数も決まっていて、私はまだまだ書き上げるのに時間がかかってしまうので全く役に立てていない。

2015/11/25

踊りに行くぜ!!Ⅱvol.6 神戸公演

踊りに行くぜ!!Ⅱvol.6のウェブサイトが公開されました。
来年2月の神戸公演で、新作『月月火水木金金』を上演します。
ウェブサイト、作品の情報はもちろんクリエイションの過程を垣間見ていただけるドキュメントなんかもあって盛りだくさんです。更新したらTwitterでもお知らせしようと思っていて、しばらくの間はドキュメントとこの個人ブログの更新通知とごちゃごちゃしてしまいますがどうか我慢してください。両方見ていただけると嬉しいです。ドキュメントの方は出来るだけわかりやすく書くことを心がけていますのでちゃんと改行されていますし読みやすいかと思います。よろしくお願いします。

http://odori2.jcdn.org/6/



2015/11/18

2015年11月18日

最低な日々がつづく。疲れている。こないだ生まれて初めて財布を落とした。誰かが拾って届けてくれていた。たいしたお礼はできないが電話だけでもと、拾ってくれた人の連絡先を聞いたら「権利を破棄されました」と。いい人ってのは、わざわざ名前や連絡先をのこしたりしないのだな。いやのこしたからっていい人には変わりないのだけど、そういうもんなんだよなぁーと思った。実のところ私はこの財布を拾ってくれた人には必ず連絡がつくものだと勝手に思い込んでいた。というのも落とした当日はあまりに急いでいて連絡先を聞く暇もなかった。ただ拾ってくれた人がいるという情報だけは手に入れたので、1日中もんもんとその人のことを考えていた。おそらく自分の父親と同じくらいの年齢のサラリーマンで、財布の中身など興味もなく(実際そっくりそのまま戻ってきた)、ただただ落とした人のことが心配で届けてくれた本当に善良なおじさんなのだ。他人に良いことはしてあげても自分は特に変化のない退屈な毎日を過ごしている。そんな中、知らない番号からおじさんの携帯に電話がかかる。昨日拾った財布の持ち主だ。若い女性で、たいしたお礼はできないがとわざわざ電話をかけてきてくれたのだ。少し話をしてみるとどうやら彼女は売れないダンサーで、お礼になにかしたいがお金がない。もし興味があれば自分のダンス公演に招待するので見に来ませんかと誘ってくれた。この不思議な出会いがまさかあんなことになろうとは・・・・・・とこんな妄想までしていたが、結局妄想のままで終わった。「落し物 お礼」で調べてみると、連絡先を聞いてお礼の電話をしたら金銭を要求されたとか(でもそれって正当な権利らしい)、現実はろくなもんじゃないなと思った。

2015/11/07

2015年11月6日

数あるイベントの中でもクリスマスが群を抜いて好きだ。ついこの間までオレンジ色のかぼちゃがプカプカ浮いていた三宮のセンター街も、いつのまにかすっかり着替えが済んでいた。クリスマスだからと特別になにかをするわけでなくむしろケーキもチキンも食べないけれど、その日へ向かっている街の雰囲気が好きなのだと思う。小学生の頃サンタにもらったクリスマスプレゼントを今でも覚えている。深緑のベロア生地のレオタード。それまで持っていたピンクのフリフリのやつとは全然違う、おとなっぽさに興奮した。クリスマスプレゼントにおもちゃじゃなくてレオタードを貰うということも当時の私にとっては一大事だった。あぁ自分は本当にダンサーになるのだと。そういう道を歩むことを、知らない誰かから勝手に認められた気がした。認められてしまったからにはそれをただの夢として自分の心のなかだけにしまっておくなんてことはもういよいよ出来ない。

2015/11/02

2015年11月2日

ちょっとリッチなやつ

月月火水木金金

城崎国際アートセンターに行ってきました。5日間の滞在でした。来年2月のJCDN「踊りに行くぜ!!Ⅱvol.6」神戸公演で新作を上演するので、そのクリエイションで滞在しました。やりたいこと、やらなきゃいけないこと、ぐるぐるしながらあっという間に帰りの電車に乗る時間になってしまったような気がします。毎日メンバーと一緒にキッチンに立って、温泉に入って、お酒片手に日付が変わるまでとりとめのない話をして、そういうのが良かったです。そういうのがあると、スタジオでの作業もはかどるような気がしました。前回別の作品で滞在したときも思ったことですが、ものすごい施設だなぁとしみじみしてしまいました。お世話になった皆さまに感謝です。ありがとうございました。
『月月火水木金金』というのは、今回の作品タイトルです。「げつ げつ か すい もく きん きん」と読みます。作品のメンバーは私と、佐藤健大郎、正木悠太、藤澤智徳です。男子多めですが、みんな華があるのでまぁいいかなといったチーム編成です。というのはうそのようなほんとのような話です。来年2月にお披露目となるので、その間しばらくこの作品のお知らせが続くかと思われます。特設サイト的な、ブログ?もやる予定です。どうぞよろしくお願いいたします。


2015/10/24

鉄道芸術祭vol.5 ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」

ご縁があり、出展作家であるファッションブランドPUGMENTさんの映像作品に出ています。
おもしろいお洋服着ました。どんな映像になったんだろう??
展示はもちろん関連イベントもたくさんあってすごく楽しそうです。ぜひぜひお立ち寄りください。

<会期>
10月24日(土)~12月26日(土)12:00〜19:00(12月13~25日は、21:00 まで開館延長)
*月曜休館(11月23日開館、11月24日休館)
*入場無料(一部有料イベント)
*11月11日と別プログラム開催時は展示がご覧いただけません。
詳しくはお問い合わせ下さい。

<参加アーティスト>
ホンマタカシ
黒田益朗、小山友也、NAZE、PUGMENT、蓮沼執太、マティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフ

<会場>
アートエリアB1
〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-1
京阪電車なにわ橋駅 地下1階

▼イベント情報
http://artarea-b1.jp/archive/2015/1226796.php
▼PUGMENTウェブサイト
http://www.pugment.com/

2015/10/23

2015年10月23日

駅前で年配の方が5人ほど、原発と安保法案反対の署名活動をしていた。私はその横でいつも通りティッシュを配っていたのだが、しばらくするとマイクで演説をしていたおじさんがおもむろにエレキギターを抱えて、歌いだした。「きみがやめれば~しあわせさ~」というような歌詞だったか、今の政権を批判する内容の歌だった。自分で作詞作曲したのだろう、キヨシローっぽいメロディーに乗せてロックに歌いあげていた。周りにいたメンバーのおじさんおばさんは、片手に署名の紙を持って、もう一方の手でタンバリンを叩いていた。「おれは!!」パパン「平和を!!」パパパンといった感じで。今までチラシやティッシュを配りながらいろんな形の活動を見てきたが、今日のはなかなかにインパクトがあった。まぁなんていうか、自分らとやってることは変わらないんだなと漠然と思った。ちなみに署名はしなかった。

2015/10/22

2015年10月21日

いま私は顔面にパックをつけたままこのブログを書いている。夕飯に使った食器を洗うのと、洗濯物はついさっき終わらせた。ここまで書いて、冷凍のご飯が切れたからと5合いっきに炊いた炊飯器がピーと鳴ったので、もうなにも待つものはなくなった。家や自分の面倒を見ることとか、お金をかせぐこととか、そういった日々の暮らしのことを大事にしているとダンスのことを考える隙がない。ダンスに夢中になっていると、日々のことなんて考えようとも思わない。部屋は荒れ果てて、顔は枯れ果てて、身体はたくましくなるけど食べることがおろそかになっているのでプラマイゼロだ。それでブログを書いていて思うのは、この行為は日々の暮らしとダンスの間にあるものだなということ。ここにはダンスに関係のない内容、個人的な感情とかもよく書いているけれど全てあくまでも「中間アヤカ」としての文章として発信されるので、というのも私の本名は中間アヤカでなくこれはダンスをするときの名前であるので、ここにいくら自分の個人的なドキドキとかウルウルとかを書いたってそれは常に宙に浮いているのだと言える。

2015/10/14

2015年10月14日

いま新長田というところに住んでいて、この夏で3年が過ぎた。私はここが好きだ。JR新長田駅の南側の出口のところに、いつも警備員のおっちゃんが立っている。おっちゃんは邪魔な場所にとめてある自転車を動かしたり、通り過ぎる人びとと話をしたりする。私は最近このおっちゃんの陣地でチラシ配りをすることが多い。時期的なものだ。おっちゃんは若いころ空手をやっていたらしい。まぁーおれは体やわらかいからさ、と言っていた。しばらくすると雨がポツポツ降り始めて、駅から出てきたおばちゃんがそのおっちゃんに挨拶した。傘かりてくわぁー、いいよどれにする?とおっちゃんはJRの注意書きの看板の裏から3本ビニール傘を取り出して、ちょっとぼこぼこなやつが2本と、半透明のやつ1本。おばちゃんはぼこぼこの片割れを受け取って、また明日返しに来るわと言いながら去っていった。警備員てのはこんな仕事もあるんだなと、私はおもった

2015/10/12

2015年10月12日

文章を書いては消して、書いては消して。そんな毎日が続いている。新しい作品をつくろうとしているところ。振付家でもないのにさ、って思うでしょう?いや実は誰よりも自分が一番そう思っていて、でも今回やろうとしていることはそういうことでなくて、もちろん責任は背負います。だけど産み出すこととか運んでいくこととかは任せたいと思っている。仕事を与えたいと思っていると言えばよいのか。人となにかをするってのは大変だなあ。任せるというのは案外難しいことなんだと知った。だって自分でぜんぶやりたくなっちゃうんだもん。舞台が続くとダンスから離れたい時期ってのが必ず訪れる。だけどいまは全くそれがなくて、むしろ舞台に立ちたくて仕方がない。なのに年内の出演予定はもうなくって、自分の作品をつくろうとまでしているから人生ってこんなにもうまくいかないもんだと思う。タイミング。はやく新しい作品のことをみんなに話したいな。みんなって誰だろう?分からないけど、こんなのやるんだよ!って自慢したい。

2015/10/02

10月2日

国内ダンス留学@神戸の授業、一般聴講生として岡田利規さんのワークショップを受けた。2日間。実は昨年もTAとして授業記録をとったりということでワークショップに立ち会ってはいたのだけど、参加者として輪に入ることは出来ずじまいでそのことがずっと引っかかっていたのでやっと。結果、いまの自分にとってとても重要な時間だったと感じた。たのしかったな。今朝ミーティングがあり劇場に行ったら岡田さんもいらっしゃって、次につくろうとしている作品のことを少し聞いてもらった。人に話すこと、言葉を使うことで自分の頭の中だけで考えていたことが輪郭を帯びてだんだんと形になっていくもんなんだなーと最近思う。身体ありきとはいっても、やっぱり踊りと言葉っていうのは切り離せない仲にある。舞台上で発話するかしないかというレベルの話ではなくて。今週末、大阪でアコースティックユニットのメリーメルツさんと一緒にステージに立つ。この機会をもらうまで彼らのことは知らなかったのだけど、楽曲を聴かせてもらってどんな感じにしようか悩み中。歌詞のある音楽で踊るのって難しい。実は私の年内の出演はこれが最後なので、ぜひ遊びに来てください。→詳細

2015/09/04

いま

なにから書き始めよう。ああそうだ、神戸に帰ってきた。頂き物の青春18きっぷで、横浜から鈍行9時間の旅だった。深夜に家に着いて、シャワーをさっと浴びて寝た。翌日の朝に送った荷物を受け取った。それからはバイト先と家の往復のみ。何もする気になれなくて、抜け殻のような、でもぐったりと重い身体を引きずってただ夜と朝が交代するのを待つ日々。生きるために金は稼がなくちゃならないのでアルバイトにはちゃんと行く。それにしてもダンスというもののことを考えることが出来ない。振り返らなければならないのではなくて、実際問題として今すぐにでも次の舞台のために動き出さなければならなくて、ブログなんぞ書いている間に仕事はどんどん積もり積もっていくのですが本当にごめんなさいとしか言えない。いいご身分ね、と刺されるんじゃないか。別に燃え尽きたわけではないしついさっきもロイヤルバレエのレッスン動画を見てうずうずしていたくらいで、でも私がバレエの動画を見るってことはあぁいま自分が置かれている「ダンスという状況」から逃げ出したいのだということが分かる。自分の思う「ダンス」が揺らいでいる。ジャズズのときもそうだった。私は美香さんの作品を踊っている自分が大好きで、でももし観客としてそれを観ることができたとしても好きだとは言えないんだろうとはっきりと感じる。とはいえ3年程前まではキリアンとかー、マクレガーとかがすきですぅーと言って黒沢美香という名前さえ知らなかった私がなにを偉そうに。しかし事実なのだから仕方がない。ダンサーとして踊るときと、振付をするときの「好き」や「かっこいい」といった個人的な感情に距離があるのはおかしいのだろうか?あー、だからそういう役割、名前が必要なのか?いやそうではないと思いたい。ダンサーとか、振付家とか、そういうのもう面倒だから。いまとても、美香さんのソロがみたい。

2015/08/20

8月20日

23歳になりました。あまり実感はない、というよりどうでもいい。いやどうでもいいってことはないな。ひとつ歳を取るたびに、許されなくなることがひとつ増えるから。有名人になってねと言われた。たとえばなにかの拍子にそういう道が開けたとしてもお前には関係ねえよと呟いた、もちろん心の中で。あ、がんばります、とクソダサい返事をした。だいたい私が有名人になったところでどうするのだろう?俺この子と知り合いなんだ、と交換してから1度も連絡を取ったことのない電話番号だけをたよりに薄っぺらい自慢でもするのだろうか。それとも私がひねくれているだけで、有名人になってねというのはつまり頑張るんだよ応援してるからねという労いの意味も含まれているんだろうか。自分へのお祝いに古着屋でTシャツとワンピースを買った。どちらも千円だった。やっす。誕生日どころか普段の買い物と変わらないけど別にいいのだ。値段じゃなくて、その2つしか欲しいのがなかったんだから仕方ない。でもいつかはヴィヴィアンのコートをばばんっと買ってみたい。シャネルとかじゃなくて、ヴィヴィアンがいい。誰かに買ってもらうのはダメ。いよいよ寒くなってきた曇り空の日にひとりで店に入って、金色のロゴが入ったあの袋を抱えてひとりで出てくる。コート、着て帰りますってのもいいな。ちいさな夢

2015/08/15

8月14日

横浜駅で急に呼び止められて、5年ぶりくらいの再会。10代の頃、地元で初めてイベントの企画をしたときに出演してくれたパフォーマーさん。あれ以来疎遠になっていて、いまどうしているのかも知らなかった。振り返って顔見た瞬間フリーズ。ほんとうに驚いた。喋っているうちに気づいたら涙が止まらなくなっていた。ただただ、うれしかった。私の活動は知ってくれていたようで、今月末のも見に行くからチケット取っといて!!と。涙が止まらない私をみかねてたい焼きを買ってきてくれた。ぐっと力強い握手をして、別れた。そうだあのときも握手したなと5年前を思い出しながら、たい焼きを抱えたまましばらく1人で泣き続けていた。

2015/08/10

8月10日

横浜での暮らしが終わりに近づこうとしている。そして夏も。もうすぐまたひとつ、歳を取る。最近よくロンドンにいたときのことを思い出す。今滞在している場所がゲストハウスを兼ねていて、毎日いろんな国の人と出会うからだろうか。今日はアジアンの男性がやってきた。外に出たいけど引き戸の鍵の開け方が分からないと言うので教えてあげた。薬を買ってきたようで、箱に書いてある成分が何なのか知りたいらしくgoogleで一緒に調べた。眠るための薬だった。それについて特に話はしなかった。ありがとう、これプレゼント、とコンビニのドライフルーツをくれた。私もありがとう、と言って遠慮なく受け取った。他人に知らないことを聞くというのはとても勇気のいる行為だと思う。特に意識せず出来る人もいるかもしれないが、私は結構ドキドキする。相手が自分と違う言葉を話す人ならなおさら。どうにか意思疎通できたとき、親切にしてもらったとき、涙が出るほど嬉しくて、その場を離れてふーっと一息つく。コンビニのドライフルーツは、たぶん彼の勇気の証なのだろうと思った。明日のおやつにしよう、ありがとう

2015/08/06

むかしのこと

たしか宗教の話をしていたときだったと思う。なにかを信じなければ生きていけなくなることだってある、というようなことを昔付き合っていた人が言っていた。そのとき私は17歳で、その人のことが大好きだった。だいぶ歳が離れていたこともあって、彼の発言や持ち物や生き方みたいなもの全てがかっこよく見えていた。とても頭の良い人だった。彼はいつも私の知らない難しい話をしてくれて、どうにかしてそれに相槌を打てるようになりたくて、私はその日聞いた内容を帰ったらすぐにネットで調べたし会う前には必ずニュースをチェックしたりもしていた。今思い返してみると笑ってしまうが、そのときは本当に必死だった。なにか悩んだり考え事をするときに明確な道筋があるのは楽ですよ、とこないだ知り合ったばかりの人は言っていた。それを聞いて彼のことを思い出した。じゃあ身体は、と今の私は思う。身体の声を無視することにはならないのだろうか。最後に、引かれるかもしれないけどちょっぴり嬉しかったことを書きます。さっきこっそり彼の名前をフェイスブックで検索してみたらプロフィール写真で私と同じスニーカーを履いていました。友達申請はしなかったのでセーフかな。お元気で

2015/08/03

8月3日

おそらく軽い熱中症になりかけていたのだと思う。いまも少し頭が痛い。もうシャワーも浴びたしはやく寝たいところだけれど洗濯機を動かしてしまったので、終わるまでブログを書くことにした。半分意識がないままパチンコ屋の新台入替ティッシュを配っていた。お姉ちゃん、帽子もかぶらないでこんなとこで、倒れちゃうよ!とおばちゃんに大きな声で言われて、でも帽子がないのもこの場所で配らなきゃいけないのも全部会社のせいだし私に言われてもさぁ、心配してくれたんだろうがもう暑すぎてなにもかもどうでもよかったのでシカトした。私が怒ったと思ったのか、おばちゃんは大丈夫?水分補給しなさいよ、と私の顔をのぞきこんで、あーはい、と私はへらりと笑った。2、3日前どっかの街で、交通整理のお兄さんが熱中症で死んでた。たしか私と同い年じゃなかったか。しんどくてもう無理です、と体調不良を訴えて病院に運ばれたらしい。ニュースを見て気になって調べてみたらネットでも少し話題になっていたようで、この歳ならもっといい仕事あっただろうに、というようなことが書かれていた。うーん、そうか。私はティッシュ配りの仕事が好きだ。これから洗濯物を干して、2段ベッドの上で寝て、明日の朝になってもそのままもう目を覚まさなかったらどうしようか。ティッシュ配りを終えてパチンコ屋に戻ると、休憩室にイケイケなお姉さんがいた。イベントコンパニオン、と呼ばれる彼女たちはヘソ出しの衣装を着て、マイクパフォーマンスや可愛いしぐさをしながら飴を配り、店内を賑やかすのがお仕事だ。私も関西でティッシュ配りの会社とは別に、イベントコンパニオンの事務所に登録している。とても特殊な世界だと思う。パチンコ店でのパフォーマンスだけでなく、ショッピングセンターでの抽選会イベントや百貨店・スーパーでの試食など地味系のものから、可愛い衣装を着用しての新商品のサンプル配布、展示会での企業ブースのキャンギャルに、レースクイーンや商材モデルまで様々な仕事がある。事務所に登録しただけでは仕事はもらえなくて、案件ごとに事前の書類審査やオーディションに受からないといけない。ここから芸能界を目指す女の子たちも多いしファンがついているような有名コンパニオンなんかもいるが、私は割のいい派遣バイトとしか考えていないので受かればラッキーといったスタンスで予定が空いているときに気になる仕事にだけエントリーしている。コンパニオンのお仕事は、基本的にちやほやしてもらえる。衣装を着るだけでかわいいね~、華があるわ~と言われるし、基本ヒールでの立ち仕事メインということもあるが、普通のアルバイトに比べて休憩もこまめにもらえる。パネルの前でコンパニオン立ち(手を前に組んで足の角度をそろえて立つ)でニッコリしといて、という指示をもらったときは正直「は?」と思った。洗濯が終わった。

2015/08/01

7月31日

楽しみにしています、という言葉はなんておそろしいのでしょう。楽しみにしています恐怖症という病気があったら私はおそらくそれだと思う。手紙やメールの最後の結びというか、使い勝手が良いのでその一文自体に特に意味がないこともしばしばあるだろうけどやっぱりウッとなってしまう。歳を重ねるにつれて、期待されることに対してどんどん臆病になっていっている気がする。プレッシャーというのか、これはなんというか普段の自分の行いが悪いのもあって(大抵のことに面白くないとすぐ言ってしまうとか)、いざ自分から何かしようとなったときにとてもきまりが悪い。もう舞台に立つのも怖いし、人様の前で踊りなんて見せられたもんじゃない。こないだちょっとした機会があって「誰のためでもないダンス」を夜の道端で踊った。とはいえその踊りは遠くからカメラで撮られていたので誰のためでもないなんて嘘八百も甚だしいのだけど、ちょっと意識を変えるだけでもこれがなかなか新鮮だった。ひと月前くらいだろうか、「ママのために踊っているの?」というメールを母親から受け取った。脈絡もなく突然そんなことを言われたので一体なんなんだと返事が出来なかったのだけど、まぁそうかもしれないねと心の中では答えていた。母親のためというより家族のため、身内のため、友人のため、自分のため、認めたくないくらい正直に言い換えれば「世間体のため」か。踊りを続けるためにいろんなものを犠牲にしてきた。親の金をむしれるだけむしって、ここまできたらもう辞められない。好きで続けていたはずなのに、踊りを捨てて空っぽになる自分が怖いから捨てられない。地元の友達なんてほとんどいない、みんな「ダンスをやっているアヤカ」にしか興味ない。なーんてね。私は誰のためにも踊らない。だから楽しみにされたって関係ないんだよ。あの夜がなければ忘れてしまうとこだった、あぶないあぶない

2015/07/28

7月28日

昨日は静かな夜を過ごした。人が、首を吊っているところを初めて見た。タクさんの庭劇場。駅からしばらく歩く。途中まだか、まだかと思った。そしてパフォーマンスが始まってからも、まだか、まだかと思った。蒸し暑くて、首筋から背中をツーっと汗がつたってパンツに染みるのが分かった。あんなに何かを「待つ」ことはここ最近なかったな。なにかがやってくるのを、なにかが終わるのを、その間なにもせずに待つという行為は今の時代なかなか難しいことなんだろうと。でもいよいよその瞬間ってのは見逃してしまうくらいあっけなくやってくるんだよなぁ。ロープにかけられた手にぐっと力が入り、白髪まじりの頭がスルリと輪をくぐって上裸のタクさんがぷらんと吊り下がるまでの一連の動きは本当に一瞬のことだった。思わず「あっ」と声をあげてしまいそうになった。それからの庭はしばらくの間しん、としていた。風がなくて、ゴオオと雲が動く音だけが聞こえた。こないだ綱島の稽古場での美香さんのWave、20代くらいに見えたとこのブログにも書いた。そのときと全く同じ感覚で、家から庭へ出てくるタクさんもまた20代くらいの青年のように見えた。だって背中が白くてつるっとしていたから。冗談抜きで「わー、つるつるだぁ」とタクさんが登場したところで私は思った。Waveの美香さんは最初から最後まで瑞々しい20代のダンサーで、でも昨日のタクさんは、たぶん首を吊ってから、だんだんと老いていったように感じた。ゆっくり、1年が過ぎてまた1歳としをとるのと同じように、タクさんは刻みながら老いていった。最後触れられそうなくらい観客の近くに来たタクさんは、私の知らない人みたいだった。私の知らない場所へと向かおうとしている、とても歳をとったおじいさんみたいに見えた。そうして長い沈黙のあと、ふっと段差を上って消えた。最後のシーンが衝撃的で、首を吊っているところは意外にも驚きは少なかった。というより、それはごく自然な、タクさんの身体と日常に寄り添っている行為なのだなと感じたからだとおもう。

2015/07/15

7月15日

今日みたいな日に、私は変わらず踊っていた。いやどんな日だったとしても踊るのだろう、明日もあさっても、これまでもこれからも。なにも知らないアホの子みたいに、音楽をかけてくり返しステップを踏むのだろう。たとえ誰か大切な人が死んだって、地球が滅亡の危機にあったって、知らないふりをして踊るのだろう。美香さんの新作のソロを見て、そんなことを思った。ぞっとした。今日は綱島を離れて、世田谷パブリックシアターのスタジオで通し稽古をした。オーディションの会場だった場所。そういえば、トヨタコレオグラフィーアワードのときもここでアップをした。もう1年前か。あの時はれいなちゃんとみきおくんとみほちゃん、そしてあさ子さんとつつみださんがいた。でも今回はいない。一緒に踊るダンサーもスタッフさんも、はじめての人ばかり。緊張するけど、してないふりをする。たくさんにお手紙と石をもらった。アヤカちゃん、こないだ横浜でやったときの最後、覚えてる?と突然聞かれてドキッとした。あ、みられてた。そりゃそうか。ジャズズの横浜公演の最終日、最後にジャンプをするシーンで私は足が痛くてもう一歩も動けず、その場に立ち尽くした。周りのダンサーがジャンプを続ける中、ただゆっくり深呼吸することしかできなくて、悔しかった。まだ踊りたいのに。私まだ飛んでないのに。終わらないで、と願った。あれの続きだからさ、とたくさんは言った。笑ってた。

2015/07/10

うたのはなし

横浜駅の周辺は路上ライブをしている人がとても多い。こっちに来た初日の夜、バンプオブチキンの天体観測をうたうお兄さんがいた。中学生の頃の私はバンプオブチキンの大ファンで、将来はボーカルの藤原さんと結婚するんだと結構本気で思っていた。ていうのはどうでもよくて、そのお兄さんだったのかな、ちょっと声を覚えていないので分からないのだけど今日またその曲をうたっている人がいた。音楽ってすごいな、と思う。メロディを聞いただけでぶわーーーってその当時の思い出というか感情というか、なつかしい何かが身体を駆け巡る。時間が経って自然と消えてなくなったもの、忘れようと自分から捨てたもの、いろんなものが一瞬で自分の身体に戻ってきてヘンな場所にワープしたみたいになる。こないだこの曲に出会ったときは、あ、いまこれ聞いたらダメだと思ってすぐにその場を離れたけど、今日は最後まで聞いた。捨てるまでにとても長い時間がかかった重たいものが、まるでそのときの苦労とか悲しい気持ちとかなかったかのようにジャバーっとただの思い出として流れてきたりして、受け止め切れなくて涙が出そうになった。帰ってからお兄さんの名前を検索してバンドのオリジナルの曲を聴いてみた。全然良くなかった。けどツイッターにリラックマが好きだと書いてあって、ちょっと惚れそうになった。うそです

7月10日

お姉さんもしかして九州の人?と聞かれた。え、なんで分かるのと言ったらだってなまってるもん、友達に九州の子いるからおんなじ、だと。へえーー。私の標準語歴はわりと長くて、最近は親や地元の友達と話してもなかなか方言が出てこないときがある。大分出身だと言うとえー言葉きれいですねーなんて言われることもあって、自分では完全に標準語をマスターしたつもりでいた。まぁちょろっと関西弁に侵食されかけてるところはあるな、とは思っていたけれどまさか九州出身だと当てられるとは、驚いた。だって九州の方言って県によってかなり違うと思うんだけれど。その彼女は今日が誕生日だそうで、20歳のお祝いをこれから友達とするんだと言っていた。今日初めて会ったけどたぶんもう2度と会うことはない。おめでとう、お元気で。これだから街頭に立つのはおもしろいなあー。
ここんとこいっぱい舞台を観ています。こっちにいる間にいろいろ観ようと思ってとりあえず行ったことのない劇場でやるやつとか少しでも気になったやつを予約していってたのですが、ふと手帳を見返したら来月まで毎週最低3本は観るようです。お金あるのかな?ちなみにまだ面白いやつには出会えていなくて、そろそろダンスも演劇も飽きてきたので工場とかみにいきたいです。オススメあったら教えて下さい。

2015/07/09

7月8日

尊敬、というか私が勝手に憧れているひとに公演のお知らせをメールした。みにきてほしかったから。すぐに返事がきて、見たいと思っていた、と。いい舞台になるように、期待してる、と。ウワーーーーーってうれしくて泣きそうになった。バイト中なのに。いろいろと気に掛けてもらっていたのに自分の力不足でこれまで全然いいお知らせが出来なくて、やっと。そういえば、踊りみにきてくださいって直接こちらから誰かに連絡するのは初めてのことかもしれない。

7月7日

横浜に戻ってきた。夜行バス、めずらしくなかなか寝付けなかった。さっそく稽古へ。むりやり通してみて、むりやりだなと思った。身体が、というより踊りが思うようにいかなくてすこしムキになった。美香さんのソロも見た。Waveを踊る美香さんは、なんでか20代くらいにみえた。私と同じくらいか。同年代にあんなダンサーがいたら私は悔しくて悔しくて踊りをやめてしまうかもしれないな。

2015/07/01

7月1日

この1週間は稽古がなかったので、日記を書こうにもバイトのことくらいしか書くことがない。明日の夜、バスで神戸へ帰る。4日間だけの滞在。横浜に来てまだ1ヶ月も経っていないのにとても久しぶりな感じがする。楽しみだなぁ。最近私はシャットダウンという技を覚えた。この技を覚えるまでは、横浜駅を歩くと人にぶつかりまくっていて本当に大変だった。360度から人が流れてくるあの場所で一体どうやって歩くんだ?と不思議だったけれど、シャットダウンを使えばすいすいっと改札まで辿り着ける。見ているようで、見ない。聞いているようで、聞いていない。名前の通り、いろんなセンサーをシャットダウンして歩くのだ。だからだーれも自分以外の人のことなんて気にしないし、みんな透明人間みたいなもん。あぁでもチラシ配りもそうだな。透明人間になれる仕事が存在するとしたら唯一これじゃないだろうか。チラシを差し出されたときの断り方って人それぞれだけど、一番多いのが「無視」。そこに誰も、なにも存在していないかのように通り過ぎる。まゆげをピクリと動かすこともなく。声をかけたり、相手に対してアクションを起こしてもなにも反応がないってのは、最初はなかなかびっくりする。わー無視されるって、こんな感じなんだぁ、と思う。というかそこには「無視」という言葉すら存在しない感じか。山梨と、東京の府中という場所にマンションを持っているおばちゃんの話を思い出す。「あそこにはね、刺激がないんですよ。」だから東京に住んでるんだって。

2015/06/29

本を買いました

本を買った。"本屋さんで本を買う"のはいつぶりだろうと、レジでカバーをかけてもらいながら考えた。小中学生の頃は、好きなシリーズの新刊は必ず予約して、発売日に受け取りに行った。別に予約が必要なほどでもなかったとは思うけど、その行為自体が特別というか、大きい買い物をするんだ!とワクワクしていた覚えがある。学生の頃と比べるとめっきり読む量は減ったけれど、今でも本は好きだ。自分にとっては紙をめくる動作も「本を読む」という行為のうちに入っているので、電子書籍は利用しない。図書館や古本屋にはよく行く。アマゾンでも買う。けど、"本屋さんで本を買う"ことはほとんどない。なんでだろ?定価だし、品揃え悪いし、本の場所探すの面倒だし、って感じか。実際この本も、かなり大きな書店で買ったけど一冊しか置いてなかったし自分では探し出せなくて店員さんに持ってきてもらった。じゃあなんで今さら本屋に出向いたのかっていうと、この本は本屋で買うものだと思ったから。別に深い意味もなにもなく、ただそう思った。著者の岸政彦さんはブログを書いていて、それがとてもおもしろくて興味を持った。この本の前に出版された『街の人生』という本も持っているのだけど(それは古本屋で買った)、そちらもオススメ。『断片的なものの社会学』はまだ読み始めて半分くらいだけど、いい感じ。途中途中に挿し込まれるモノクロの写真がなんでもないのになんでもあって(うまく言えません)よいです。



2015/06/28

6月28日

早起きした。今日はいつもと違う場所でティッシュ配布。チラシと違って受け取りがよいので体感時間も早い。何人かの知らない人と話した。「娘の家に行きたいんだけれど、このあたり工事で道が分からなくなっちゃった、2丁目はどっちへ行けばいいかしら?」土地勘どころか生まれて初めて来た場所、私だって分かんないけど、グーグルマップでなんとか調べて教えてあげた。少ししたらそのおばちゃんがおじょうさーーんて私を呼びながら戻ってきて、「道あってたわ、ありがとう」と。お礼を言いたくて引き返してきた、と。他の人にもこうやって教えてあげてね、きっと喜ぶからと手を握って言われた。チラシ配りやってると道を聞かれることがほんとに多くて、案内係じゃないんだけど、と思いながらも分かる範囲ではなるべく教えてあげるように心がけている。のだけど、「時計屋はどこだったかしら?」とそのあと別のおばあちゃんに聞かれて、ちょっとあまりにもアバウトすぎて、すいません、この辺あまり詳しくなくて分かりませんと言ったらものっすごい剣幕でキレられた。分からないってどういうこと?そういうの覚えとかなきゃだめよ、大体ね、いまどきちり紙持ってない人なんかいないんだからそういうの答えられなくて何のためになるの、こんなもんいらないわよと公衆の面前で大声で怒鳴られてティッシュとチラシが入った袋を顔に投げつけられた。これにはなかなかビビった。申し訳ありません、と頭を下げて、心の中ではクソババァ階段踏み外して今すぐ死ねとつぶやいた。というか何回か呪いのように唱えた。帰りの電車の中でちょこっと寝て起きて、あ、そういえばあの義理堅いおばちゃん、他の人にもこうやって教えてあげてねって言ってたなと思い出した。たしかに「○○駅 時計屋」とかで検索すれば少しは情報を与えてあげられたかもしれなかった。そっかー、と反省しかけたけど、投げつけられたときの光景がフラッシュバックしていややっぱクソババァだなとおもってもう一度寝た。

2015/06/25

六本木の展望台



お知らせをいくつか

明日、黒沢美香ソロ公演「この島でうまれたひと」チケット発売開始です。
私は『6:30AM ー第二のバリエーションよりー 2015ver.』に出演します。
美香さんは、稽古のときいつも「いちばんでなくてはならない」と言います。私たち5人は1位をとらなくてはいけないそうです。なんの1位かって、もちろんダンスのです。誰が決めるのかわからないけど、でも私たちは最強のダンスを踊らなくてはならないのです。最強のダンスってなんだろ、コンクールとかも出たことのない私はどうやったら1位がとれるのか知りません。とにかく脚はいつも頭の上にあがっていて、たくさん回って、きちんと止まる。もちろんそれだけじゃ足りなくて、几帳面な正しさの中に甘さやズルさも必要なのでしょう。
公演日は8月の28、29、30日です。三軒茶屋のシアタートラムという場所です。チケットは私に頼んでいただいてもかまいません。ちなみに18~24歳はU24という学生券と同じ値段のチケットがあってとてもお得です。
(こちらは事前登録が必要なので、世田谷パブリックシアターのサイトをご覧ください!)

http://mikakurosawa.official.jp/2015/05/15/201508sept/


あともうひとつ。来週末、ちょこっとだけですが関西に戻ります。
7月5日(日)心斎橋の酔夏男というライブバーで踊ります。みぞたちかさんという、アコーディオンを操るお姉さんと共にステージに立ちます。絶対おもろい夜になるはずです。夏が終わるまでもう関西では踊らないからさ、会いにきてやってください。席数が限られてるので、行くぜって方は私まで伝えてもらえると助かります。イベントが始まるのは19:30ですが、私たちは21:30頃の出演になりそうです。トリです。

『Mr.Tの妄想~歪ムセカイ~』
open 19:00 start 19:30
料金:2500円(1ドリンク付)
出演:みぞたちか&中間アヤカ/イマニシユカ&池端美紀/片足ズボン&赤子/永倉彩乃&今村達紀

2015/06/19

6月19日

こっちに来てまでもチラシ配りをやっている。1日7時間。話しかけられたり、へんな人(出来事)に遭遇する率が関西と比べるととても少ないように感じる。だから時間が経つのが遅くてつまらない。昨日から、チラシ配りに加えてエステのアンケート調査のバイトも始めた。これはなかなか面白い。というのも一緒に働いているアルバイトの子達がまだ17歳とかで、しかもギャル。街頭で若い女性に声をかけてアンケートに答えてもらうという仕事なのだけど、チラシ配り以上に難易度が高い。相手がアンケートを書いている最中に会話しながら聞き出さなくてはならない項目がいくつかある。ギャル達はそれがとても自然で、うまい。おねーさんオシャレだから声かけちゃったー、え、スマホケースかわいくないすか?この辺でよく買い物するんすか?え、まじ肌きれいー、脱毛とかやってますー?てな感じでコミュニケーション力とはまさにこういうことを言うんだなと。ほんと、すごいよ。私はぺこぺこしながら頑張っています。

2015/06/16

6月15日

横浜に来て4日目。今日は朝からアルバイトの面接をふたつ受けて、オーディションの2次審査へ。おととい1次を受けたらコールバックの連絡が来た。無料だし、東京のダンサーどんな感じか見たいしとフラリと運試しに行ったつもりが大ごとになってしまった。じゃー、ま、受かるつもりで行きますかと頑張ったらなんと最終まで残った。今まで結構いろんなオーディション受けてきたけど、番号書かれたゼッケンつけて、バーレッスンから始めて、どんどん落とされていって、最後まで残るという経験ははじめて。なんていうか、ローザンヌコンクールに日本から出場したバレエ少女みたいな気持ちでとてもテンションがあがった。結局そのオーディションは23時くらいまでやってたもんで、お昼から踊りっぱなしでもうへとへと。スタジオにこもりっきりで頭がおかしくなりそうだったので、途中の休憩で冷たいとろろうどんを食べに出た。ちょっと足りなくて1個50円のからあげも追加で食べた。からあげも冷たかった

2015/05/18

【出演情報】黒沢美香ソロ公演『6:30AM-第2のバリエーション』

8月、黒沢美香ソロ公演で『6:30AM-第2のバリエーション』踊ります。
初演時の映像見たのですが、超絶技巧すぎてもうクラクラです。がんばります




SePT独舞vol.22 黒沢美香ソロ公演

「ポストモダンダンス」[仮題](初演)
出演:黒沢美香
音楽:ベラ・バルトーク

「Wave」(1985年初演 草月ホール)
出演:黒沢美香

「6:30 AM ─第二のバリエーション─」(1985年初演 俳優座)
出演:赤木はるか 小野彩加 北村思綺 中間アヤカ 藤井彩加|大崎晃伸
リハーサルアシスタント:平松み紀


<スケジュール>
2015年 8月28日(金) 19:30|29日(土) 15:00・19:30|30日(日) 15:00

<会場>
シアタートラム

<チケット>
6月25日(木) 発売 [全席指定]
一般 前売 4,000円/当日4,500円
学生 前売 2,500円/当日3,000円(当日要学生証提示)
*U24 (18~24歳)  2,500円(前売・オンラインのみ取扱い、枚数限定)
*世田谷パブリックシアター 友の会会員 3,700円 [6/20(土)~]
*せたがやアーツカード会員 3,800円[6/24(水)~]

<お問い合わせ>
Dance in Deed!
TEL:090-4429-5747
E-mail:baranohito@gmail.com



2015/05/17

インタビュー掲載されました

私は演劇人でも京都に住んでるわけでもないですが、「京都の演劇人にインタビュー 頭を下げれば大丈夫」というウェブサイトに掲載していただきました。幼いころからやっていたバレエのこと、振り付けのこと、これからのこと、いろいろ喋りました。トップページに紹介文みたいなのが載っていて、それがとても気に入っています。高橋さん、ありがとうございました。

http://www.intvw.net/nakama_ayaka.html

2015/05/10

【出演情報】Dance Fanfare Kyoto 03

Dance Fanfare Kyoto、今年も参加します。
気づけば3年連続、この時期はパジャマのような格好で京都を闊歩する日々です。
今回は佐藤有華さんの作品に出演します。同い年の振付家ってなかなか珍しくて、なんだか嬉しいなと思っています。


Dance Fanfare Kyoto 03 ねほりはほり 『Cardinal Line ll-l』


振付家がダンス作品を≪つくる前・つくっている最中・上演する間際≫に、
インタビュアーが対話を通じてダンス/身体/作品について、ねほりはほり、聞き出します。
さぐる、まとめる、ひろげる、ちらかす…ダンスにまつわる言葉のトライアル!


振付・構成:佐藤有華
出演:川瀬亜衣、中間アヤカ、正木悠太(淡水)
インタビュアー:高嶋慈

<日時>
2015年5月30日(土)17:00 / 31日(日)14:00
※30日は終演後にトークセッションあり
※山本和馬『愛してしまうたびに。』との2作品連続上演

<場所>元・立誠小学校2F音楽室

<料金>1,700円(当日+300円)

<上演時間>30分+30分


【追記】
現在配布中のフライヤーに記載している電話番号に誤りがございました。
正しい番号は 080-5345-9906です。(※5/26〜31のみ)
ご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。
今後お問い合わせ頂く際には、ご注意下さいますよう、お願い申し上げます。


2015/05/09

みーつあーと

今月21日より、カメラマン小椋善文さんが大阪・新世界のアトリエ1616にて行われる合同展「みーつあーと」に出展されます。昨年に引き続き、写真のモデルとして起用していただきました。
舞台上ではなくこういうスタイルで撮影されることって滅多にないので、とてもいい経験になりました。ハイ動いて~と言われてもなかなか動けないもんなんだなと。改めて、即興は苦手だなぁと反省しました。

ちなみにここに載せているものとは違う写真が展示されますのでお楽しみに!
他にも様々なジャンルの作家さんが出展されるようですので、是非遊びに行ってみてください。

<日時>
2015年5月21日(木)~24日(日)11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
大阪市浪速区恵美須東1丁目16-16

<場所>
アトリエ1616 1階ギャラリースペース

http://photographic-iroha.com/meets-art/




2015/05/01

おと

ずっと探していた音楽をやっと見つけた。小学生のころ、発表会で踊ったクラシックの曲。10年ぶりくらいに聴いたのか。だけど勝手に身体が動いた。まだ振りを覚えていた。振り付けってすごいなと思う。たぶん、振り付けはいつも音とともにある。大好きな作品だった。ストーリーのない、ちょっとバランシンちっくな先生の創作だった。その作品のキャストに選ばれたことをとても誇りに思っていた。同い年のライバルと、憧れのお姉さんたちと一緒に踊った。ブルーのシンプルなチュチュを着た。大人っぽくて、海外のバレエ団みたいでかっこいいなと思っていた。

2015/04/11

【出演情報】アトリエ開放展

モンゴルズシアターカンパニーさんのお誘いで、長野県中川村のアトリエ開放展に参加します。
下村唯作品『KIPPO』ダンサー出演の他、2013年に発表した自身のソロ作品『誰か(おそらく彼)のためのソロ』を上演します。これは初演が結構なボロボロ具合で、もう振付もどんなだったかすっかり忘れてしまいました。だけど「なんか作品出す?」と聞かれたときに、こないだ作ったデュオ作品や新作ではなくこれを即決したのにはやっぱりどこかしらでリベンジせねばとこっそり機会を伺っていたのだと思います。
初演時のパンフを読み返してみると、まー生意気なことを書いていました。今回はこのテキスト使わないので、載っけてみます。


「彼はいつもずるいのだ。男からという理由で役をもらえる。ジャンプだけはいっちょまえに飛べる。適当にやって、なんかサマになっている。天狗になっている男性ダンサーのために、この踊りをつくりました。このソロを、私から奪ってみろ。」


男が重宝される世界で踊ってきたので、十代の頃までずっと男になりたいと思っていました。今でもかっこよさげな男性ソロとかあんま好きじゃなくて、でもそういうの観るとダンス頑張ろうってなります。私のダンスに向かうモチベーションはそういう悔しさとか苛立ちみたいなものから来ていることがとても多いです。
ここまで文章を書いてまた悶々としてきたので、やっぱりもう一度向き合うべきなのだなと。この作品を奪ってくれる男性ダンサーに出会うまでは、踊り続けなければならないようです。

ちなみに初めて長野へ行くのでとても楽しみです。
中川村は日本で一番美しい村と言われているんだとか。
お近くの方、お近くじゃない方もGWの旅行がてら是非いらしてください。



中川村アトリエ開放展

2015年5月4日(月・祝)
14:30〜下村唯作品『KIPPO』
15:00〜中間アヤカ作品『誰か(おそらく彼)のためのソロ』

他にもくるみざわしん作品、増田雄作品上演、ワークショップも開催。

[場所]NVサウンドホール
長野県上伊那郡中川村大草3773-5



2015/04/10

DOKOUMAKINOSAKI

木村玲奈作品『どこかで生まれて、どこかで暮らす。』
城崎国際アートセンターでのレジデンスを終えて、メンバーそれぞれがテキストを書きました。レジデンスは終わりましたがこのブログは残っているので、城崎での滞在の様子を綴った日記もまだご覧いただけます。
そこにいる間に感じたこと、帰路に着いて思うこと。ぜひ読んでみてください。

https://dokoumakinosaki.wordpress.com

2015/04/07

国内ダンス留学@神戸4期生 募集!!

今年度も「国内ダンス留学@神戸」の開催が決定しました!
4月1日より、4期生の募集が始まっています。ダンサーコース、振付家コース、制作者コース、それぞれ本当に盛り沢山の内容です。
劇場という、ダンスを志す人にとっては特別な空間での8ヶ月間。ここに来れば何かが劇的に変わるとか、そんな保証なんて一切ないけれどきっと一生忘れられない8ヶ月になると思います。掴もうとする人にはチャンスが転がってくる場所。私は確実に、このプログラムでの経験が今の活動に繋がっています。


▼国内ダンス留学@神戸4期生特設サイト

▼NPO法人DANCEBOX(主催)


2015/03/11

【出演情報】国内ダンス留学@神戸3期生成果上演



今週末、国内ダンス留学@神戸3期生成果上演にゲストダンサーとして出演します。
1月のショーイングより選出された長屋耕太作品『余白に満ちたかはたれとき』に出ます。

振付家の長屋くんにこの作品に出て欲しいと声をかけられたとき、ふと自分が1期生だった頃のことを思い出していました。私もここから始まったのだと。スケジュールは既に詰まっていたし、外部の自分が出ることに抵抗がなかったわけじゃない。だけどこの作品が私の踊りを必要としているなら出るしかないだろうと。いろんな思いを抱えながら、少しでも力になれればと自分なりに寄り添ってきました。

共演者の3期ダンサーコース岩間、武内もとても良いダンスを踊ります。
ぜひ観に来てください。



国内ダンス留学@神戸3期生成果上演

[上演作品]
上野愛実『under』
長屋耕太『余白に満ちたかはたれとき』

[日程]
2015年3月14日(土)19:00/15日(日) 15:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の15分前。
※全席自由。受付順に入場整理券をお渡しします。

[料金]
前売一般2,000円、学生・長田区民1,500円
当日一般2,300円、学生・長田区民1,800円
小学生以下無料

[会場]
ArtTheater dB神戸
神戸市長田区久保町6丁目1番アスタくにづか4番館4階

★ご予約・詳細はこちらから

2015/02/27

【出演情報】踊りに行くぜ!!Ⅱvol.5神戸公演『Blind piece』



踊りに行くぜ!!Ⅱvol.5神戸公演 『Blind piece』

演出・振付:秋津さやか
振付・出演:中間アヤカ、西岡樹里、山本和馬
音楽:アルフレド・ジェノヴェシ

この作品は、観客が見ないシーンを含むダンス作品です。 
上演中にベルの音に従って、観客に何度か目を閉じてもらいます。
目を瞑って感じたり、想像したり、考えたりするブラインドシーンと、
ダンスシーンの間を往き来しながら作品が展開していきます。
私たちは見ることから何を理解し、見ないことから何を理解しているのでしょうか。
この作品で、私は観客の知覚を作品の一部として取り込んだダンスを作ることに挑戦しています。
作品のテーマとしては幸せの定義を取り上げ、観客との盲目の会話を通して、
多様な種類の幸せや、幸せとは何なのかについて追求していきます。

2015年
3月7日(土)19:00
3月8日(日)15:00
※開場は開演の20分前

一般前売2,500円/当日3,000円
学生前売2,000円/当日2,500円

会場 ArtTheater dB Kobe
〒653-0041 神戸市長田区久保町6-1-1 アスタくにづか4番館4階

ご予約・お問合せはNPO法人DANCE BOXまで
TEL 078-646-7044
E-mail info@db-dancebox.org

http://odori2.jcdn.org/5/schedule/kobe.html

2015/02/26

ここまで、これから


photo by 井垣亮(igaki photo studio)

『どこかで生まれて、どこかで暮らす。~城崎に暮らして~』
全5回のレジデンス成果公演が無事に終了し、私は一足お先に神戸へ戻ってきました。
のべ100名以上のお客様に観ていただけたこと、とても嬉しく思います。


私はこのプロジェクトのレジデンス期間まるまる滞在することができませんでした。
いったりきたりの生活、他の仕事との両立を理解してくれた
振付家の玲奈ちゃんはじめ、メンバーには本当に感謝しています。
生きていくため、そして自分のダンサーとしてのプライドを守るためにも
タダでは舞台に立たないと今年に入って決めました。
だけどそんな誓いもどうでもよくなるほど立ちたい舞台ってのもあって、その1つがこの作品です。
2012年にこの作品に惚れてからずっと、ここまでついてきました。

今回のレジデンスで、作品への関わり方について改めて考え直せた気がします。
普段から稽古をかけもちすることが多く、たまに距離感がわからなくなってしまうときがあります。
私たちはカンパニーではなくて、いつも一緒に時間を過ごせるわけじゃない。
かといってその場限りで終わるような集まりでもない。(仕事)仲間であると同時に、友人でもある。
私にとってはこういう関係って意外と珍しい。
たとえばもしこの作品に出演できなくなる日が来たとしたら、誰か別の人が私の代わりを踊る。
そんなことはこの世界で当たり前のようにとっかえひっかえ行われていることだけど、
想像してみたら少し泣きそうになりました。


『どこかで生まれて、どこかで暮らす。』の公演後には、
毎回こうやってたらたらと思いを綴っている気がします。

さぁ、次はどこへ連れて行ってくれるかな。

2015/02/23

【掲載情報】 2/23 神戸新聞朝刊


どこかで生まれて、どこかで暮らす。~城崎に暮らして~
今朝の神戸新聞に、昨日のパフォーマンスの様子が掲載されました。

25日(水)13:00~、19:30~が公演の最終日です。無料ですので是非お越しください!
お問い合わせ・ご予約は城崎国際アートセンターまで。

http://kiac.jp 

2015/02/21

【出演情報】どこかで生まれて、どこかで暮らす。~城崎に暮らして~




黒沢美香&神戸ダンサーズの全公演が終わり、横浜から帰ってきました。
そして、いまは城崎にいます。振り返って浸るヒマなんてありません。
いつもこれが最後だと思って踊る。
今週末から、城崎でのレジデンス成果公演が始まります。
私たちの今いる場所を、ぜひ目撃しに来てください。



『どこかで生まれて、どこかで暮らす。〜城崎に暮らして〜』 レジデンス成果公演

振付・出演:木村玲奈
出演:重里実穂、田添幹雄、中間アヤカ

2015年2月
21日(土)①14:00、②17:00
22日(日)③13:00
25日(水)④13:00、⑤19:30

場所:城崎国際アートセンター
料金:無料

お申込み・お問合せ:城崎国際アートセンター(受付:9:00~17:00、火曜休)
TEL:0796-32-3888
メール:info@kiac.jp

メールの場合は、
(1)代表者の方のご氏名
(2)人数
(3)①~⑤でご希望される回
(4)ご連絡先を明記してください。
※複数回申込み可
http://kiac.jp/jp/events/1324


★「どこかで生まれて、どこかで暮らす。」城崎滞在ブログはこちら

2015/02/14

横浜に来ています


リハ前、1人で散歩。
なんとなく、だけどどうしても来なきゃいけないような気がしてまたここに戻ってきた。
ちょうど1年前、神奈川芸術劇場で踊りたくて受けたオーディションに落ちて、ここで泣きながらソフトクリームを食べた。今日と明日、違う演目だけれどその劇場で踊る。嬉しい、というのとはまた違う不思議な気持ち。
ここでまた次のオーディション用の書類を書いて、さっきポストに投函した。
私はいつまでこうやって生きていくのかな。

いってきます。

2015/02/11

【黒沢美香&神戸ダンサーズ】神戸公演終了!



思ったより疲れていたようで、2日間眠りこけていました。
目が覚めて美香さんからのメールを読んで、やっとベッドから脱出。なんでこんなにも踊らされてしまうんだろう?私は定期的に踊りたくない病にかかって引きこもってしまうのですが、そんな暇も与えてくれない。なにがあっても踊らなきゃ、とまるで使命のように身体が動く。あ~やだやだ。ダンスなんかもう飽きたと思っていたのに。

黒沢美香&神戸ダンサーズ『Jazzzzzzzzzzzz-dance』神戸公演、無事終了しました。
4ステージとも、たくさんのご来場ありがとうございました!
明日から横浜入りです。ぶちかましてきます。


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黒沢美香&神戸ダンサーズ『Jazzzzzzzzzzzzz-dance』
TPAM国際舞台芸術ミーティングin 横浜

日時:2015年2月14日(土)17:30/15日(日)19:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
料金:つくる人1,500円/みる人2,500円

構成・演出・振付:黒沢美香

出演:東沙綾、文、伊藤愛、内田結花、川瀬亜衣、きたまり、北村成美、
下村唯、田中幸恵、寺田みさこ、中間アヤカ、福岡まな実、藤原美加

音楽:オオイヌノフグリ(ジェルノ[Dr.]、平國臣[Ba.])

舞台監督:大田和司
照明:三浦あさ子、茂木紀恵
衣装:山本容子
音響:西川文章
テクニカル・アシスタント:ファン・チォン・クォン

http://www.tpam.or.jp/2015/program/tpamdirection/yokobori/mikakurosawa/

2015/02/07

【黒沢美香&神戸ダンサーズ】初日あけました

黒沢美香&神戸ダンサーズ『Jazzzzzzzzzzzz-dance』神戸公演、初日あけました。
数時間前に本当に舞台に立っていたのかさえ疑ってしまうほど、夢のようにあっという間に過ぎていった感じ。正直悔しい。実はジャズズの稽古が始まってからずっと緊張が解けない。ふと一人の時間が出来るとなぜか涙がこぼれてくる。いま、踊ることがものすごく怖い。

この作品は1992年初演だと聞いた。私が生まれた年だ。
「これまでどう踊ってきて、これからどう踊っていくのかを見せる場所」だと美香さんは言っていた。
私の身体にダンスは降ってきてくれるだろうか。

横浜公演も含めて、あと5ステージ。明日も劇場へ向かう。


【黒沢美香&神戸ダンサーズ】インタビュー掲載されました

撮影:岩本順平

黒沢美香&神戸ダンサーズ『Jazzzzzzzzzzzz-dance』
ウェブサイトにインタビュー掲載されました。
美香さんとの出会いや、今回のクリエイションのことなど少しですがお話させていただきました。
こちらのサイトでは稽古場の様子もほぼ毎日ブログ形式で更新されています。
ぜひご覧ください!


http://jazzzzzzzzzzzzx12.wix.com/main#!Dancer-Interview-%E4%B8%AD%E9%96%93%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%82%AB/cw3i/54d391eb0cf2e8459ffc706c