2015/01/21

日本海

photo by Mikio Tazoe


一昨日の夜、城崎に戻ってきました。
別の仕事があったため私だけ神戸に10日間ほど帰っていたのでした。
城崎はずっと雨か雪が降っていて、なかなか晴れてくれません。空はどんより暗いしそろそろ身体にカビでも生えそう。
ここがどんなところなのか、私はまだよく分かっていません。

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★城崎国際アートセンターにてレジデンス中。
オープンスタジオ(公開稽古)、ショーイングの予定は下記サイトより。
http://kiac.jp

★『どこかで生まれて、どこかで暮らす。〜城崎に暮らして〜』ブログ
https://dokoumakinosaki.wordpress.com

2015/01/18

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写真:岩本順平


国内ダンス留学@神戸のショーイング(出演していた長屋耕太作品『余白に満ちたかはたれどき』は最終公演に残りました!)を終えて一息つく暇もなく、踊りに行くぜ『Blind piece』の第2クリエイションが始まった。

たまたま、という言葉を使っていいのかわからないけれど。阪神・淡路大震災から20年という大事な日を今回のクリエイション中に迎えた。
1・17、そのとき私はまだ2歳で地元の別府にいた。記憶はない。
3・11、そのとき私は18歳でロンドンに住んでいた。写真や映像なにもかもが信じられなくて、まるで映画でも見ているかのようだった。
私は震災についてなにひとつ語ることができない。思い出すことも、祈ることも、なにもできない。感情というものが欠片も出てこない。いま、新長田という場所に住んでいること。いま、この場所で踊れていること。沢山のめぐり合わせがあってここに辿り着いた。自分からなにも出てこないのなら、「聞く」、そして「知る」努力をしようと思った。

この作品のひとつのテーマとして、「幸せ」というキーワードがある。
「幸せ」、それ自体を大きな枠組みで考え直すきっかけとなった。

2015/01/06

城崎2日目


朝から1日中雨が降っていた。

8月のトヨタコレオグラフィーアワードを終えてから、5ヶ月ぶりの通し稽古。
身体の反応は鈍い。方言を、なかなか言葉として認識できない。あっと思ったときには流れてしまっている。言葉を身体で掴むのにはやっぱり時間がかかる。いろいろなところを開いていないといけない。ユニゾンの振りもすっかり忘れてしまっていた。
トヨタの映像をみんなで見た。とても良かった。

午後からはまちに出て、土砂降りの中をぶらぶらと歩いた。
「作り物」というキーワードが浮かんだ。いい意味でも悪い意味でも。なんだか不思議な場所。少しだけ、霊的なものも感じた。雨が降っていたからかな。同じ温泉街でも別府とは全然ちがうと思った。

2015/01/05

城崎1日目



いま、城崎にいます。
2012年から参加している『どこかで生まれて、どこかで暮らす。』(木村玲奈作品)のブラッシュアップのため、今日から城崎国際アートセンターでのレジデンスが開始しました。これから約2ヶ月間、どこうまチームは城崎に滞在します。私は別の仕事の都合もあり、当分いったりきたりの生活となる予定です。少し不安もあるけれど、私は私なりの作品への向き合い方を必ず見つけます。

2014年1月5日、青森での滞在制作をスタートした日です。ちょうど1年後の同じ日に、別の場所でまた滞在制作を始めるなんてなんだか面白いな~と。この作品はいろいろなところへ私たちを連れて行ってくれます。ひとつの作品にここまで贅沢に時間をかけて、こうやって続けていけるというのはとても貴重なことだと改めて思います。

城崎のまちや雪景色なんかの写真を載せたいところですがまだアートセンターから一歩も出れていないので、とりあえず道の駅で買った「ちーたんクッキー」を載せてみます。