下村唯作品『KIPPO』ダンサー出演の他、2013年に発表した自身のソロ作品『誰か(おそらく彼)のためのソロ』を上演します。これは初演が結構なボロボロ具合で、もう振付もどんなだったかすっかり忘れてしまいました。だけど「なんか作品出す?」と聞かれたときに、こないだ作ったデュオ作品や新作ではなくこれを即決したのにはやっぱりどこかしらでリベンジせねばとこっそり機会を伺っていたのだと思います。
初演時のパンフを読み返してみると、まー生意気なことを書いていました。今回はこのテキスト使わないので、載っけてみます。
「彼らはいつもずるいのだ。男だからという理由で役をもらえる。ジャンプだけはいっちょまえに飛べる。適当にやって、なんかサマになっている。天狗になっている男性ダンサーのために、この踊りをつくりました。このソロを、私から奪ってみろ。」
男が重宝される世界で踊ってきたので、十代の頃までずっと男になりたいと思っていました。今でもかっこよさげな男性ソロとかあんま好きじゃなくて、でもそういうの観るとダンス頑張ろうってなります。私のダンスに向かうモチベーションはそういう悔しさとか苛立ちみたいなものから来ていることがとても多いです。
ここまで文章を書いてまた悶々としてきたので、やっぱりもう一度向き合うべきなのだなと。この作品を奪ってくれる男性ダンサーに出会うまでは、踊り続けなければならないようです。
ちなみに初めて長野へ行くのでとても楽しみです。
中川村は日本で一番美しい村と言われているんだとか。
中川村は日本で一番美しい村と言われているんだとか。
お近くの方、お近くじゃない方もGWの旅行がてら是非いらしてください。
中川村アトリエ開放展
2015年5月4日(月・祝)
14:30〜下村唯作品『KIPPO』
15:00〜中間アヤカ作品『誰か(おそらく彼)のためのソロ』
他にもくるみざわしん作品、増田雄作品上演、ワークショップも開催。
[場所]NVサウンドホール
長野県上伊那郡中川村大草3773-5