2015/12/28

2015年12月28日

一昨日あるトークイベントに参加したのだが、隣に座っていた女性が最中私の方を何度もチラチラと見てくる。そのうえ、手元のアンケートの裏面に何かを熱心に書き込んでいる。気になったのでそっと覗き込んでみると、私の横顔が描かれていた。見ず知らずの人に、黙って横顔を描かれるという経験は生まれて初めてだったので驚いた。特にすきな絵柄でもなかったし、結局それについて私も彼女も最後までなにも話すことはなかったが、知らないうちになにかを盗まれたような感覚になった。そういうことが、この世には溢れているような気がする。あまりにもダンサーすぎる、という話。ことあるごとにあなたのダンスが見たいと言われるが、だいたい身体も頭もつくりがあまのじゃくな方向なので、その言葉を貰えば貰うほど踊ってたまるかという気持ちになる。自分はダンサーじゃない、と認めることができて初めて、ほんもののダンスというものを踊ることができるのかもしれない。新しい職場の上司がとても素敵な人で、ドキドキしてしまうので直視できない日々を過ごしている。会社自体は先週の金曜日が仕事納めだったのだが、いわゆる休日出勤というやつで今日も出た。その人はいつもスーツを着ていて、その姿もとても似合っていて好きなのだが、今日はえんじ色のタートルネックにカジュアルなパンツを履いていた。初めて見た私服、それもちょっとダサい感じでさらに好感度が上がった。いや、直視できていないのでもしかしたらオシャレだったのかもしれない。けどたぶんダサかった、ように思う。また来年。