2015/06/29

本を買いました

本を買った。"本屋さんで本を買う"のはいつぶりだろうと、レジでカバーをかけてもらいながら考えた。小中学生の頃は、好きなシリーズの新刊は必ず予約して、発売日に受け取りに行った。別に予約が必要なほどでもなかったとは思うけど、その行為自体が特別というか、大きい買い物をするんだ!とワクワクしていた覚えがある。学生の頃と比べるとめっきり読む量は減ったけれど、今でも本は好きだ。自分にとっては紙をめくる動作も「本を読む」という行為のうちに入っているので、電子書籍は利用しない。図書館や古本屋にはよく行く。アマゾンでも買う。けど、"本屋さんで本を買う"ことはほとんどない。なんでだろ?定価だし、品揃え悪いし、本の場所探すの面倒だし、って感じか。実際この本も、かなり大きな書店で買ったけど一冊しか置いてなかったし自分では探し出せなくて店員さんに持ってきてもらった。じゃあなんで今さら本屋に出向いたのかっていうと、この本は本屋で買うものだと思ったから。別に深い意味もなにもなく、ただそう思った。著者の岸政彦さんはブログを書いていて、それがとてもおもしろくて興味を持った。この本の前に出版された『街の人生』という本も持っているのだけど(それは古本屋で買った)、そちらもオススメ。『断片的なものの社会学』はまだ読み始めて半分くらいだけど、いい感じ。途中途中に挿し込まれるモノクロの写真がなんでもないのになんでもあって(うまく言えません)よいです。