2019/11/09

シカゴ日記 - 9日目

ワークショップの日。のはずだった。会場はIndian Boundary Parkという大きな公園の中にある建物。公民館というか、文化センターというような感じの場所。ここでパフォーマンスが行われることもあるらしい。会場まで行ったものの、ちょっとしたトラブルがあり今日のワークショップは結局キャンセルになった。私はこのことについてもっと怒ってもよかったとこのブログを書きながら今になっては思う。ここ数年を振り返ってみても、私はすっかり怒り方を忘れてしまったのかもしれない。腹が立つ、というような感情自体ももっと若かった頃に比べると湧き上がりにくくなったしその場限りで誰の助けも借りずどうにか収まりを迎えることができる。これは怒りに限った話ではない。自分を取り巻くいろいろな物事に対して揺さぶられること自体が少なくなっていて、そしてそれは危ういことなのではないかということにも私は気がついている。昔はもっと声をあげて泣いていたし、声をあげて怒っていた。自分の気持ちを表すための態度をわりと大きくハッキリと意識的に形作っていたように思う。でもそれはたぶん今の私の身体には合わなくなってきて、だから身体は忘れることを選んだのかもしれない。態度、をつくること。今の自分に合った態度を新しくつくり直すことについて考えてみようかな。



2019年11月5日