2017/01/14

2015年8月15日に書いたもの

こんなにも強く願ったことはこれまでに一度もなくて、そのことを私は遠まわしに、だけどいろいろな形で伝えてきたつもりだったのですけども、とうとう届かなかったようです。いや届いてはいたのかもしれないですが、その願いは叶わなかったようです。くやしさで手が震える。夕方の川辺でどんなに大きな声をあげて泣いたって、泣きじゃくる声や止まらない鼻水をすする音をいちばん聞いて欲しい人はそこにいないし、とうに渡されてしまった事実はなにも変わらないということ、そんなのはとっくの昔に知っているけれど泣き虫だからやはり涙が出ます。残念です、といい子ちゃんのフリをして送る文章にそれ以上の意味はありません。あまりに残念すぎてそれしか返す言葉がなかったのです。どうして素直に言えないのとみんなが言う。これ以上素直になってどうしろというのでしょうか。待つ、しかできないのでそうしようと思っています。誰もが待てないこの時代に、私はただ静かに待っていることができるのです。ずっと。待っています